先日、第18回化粧品成分検定1級の合格通知が届きました。
通知を開くまで、本当にドキドキしました。
合格の2文字を見て、努力が報われたことに一安心しました。
さて、そんなあなたがこの記事を開いてくださったということは、化粧品成分検定1級を受験するか迷っている、もしくは受験することに不安があるからでしょうか。
化粧品成分検定を受けてみたいけれど、あまり情報がなくて、どんな試験なのか、難易度や勉強時間がわからない…
化粧品の成分にはなんとなく詳しいけれど、検定を受けるとなると、勉強方法がわからない…
化粧品成分検定に興味を持ちつつも、このような悩みを抱えて、なかなか一歩を踏み出せずにいませんか?
どんな検定なのか、難易度や合格率、勉強時間や勉強方法など、詳しく知った上で検定に挑みたいですよね。
私も「化粧品成分検定」を受ける前に、いろいろと調べましたが、圧倒的に別検定の「日本化粧品検定」のほうが検索に引っかかりやすく、「化粧品成分検定」の情報量の少なさに不安になりました。
\過去に日本化粧品検定1級も受けました/
そんなあなたのために、化粧品成分検定の2級をすっ飛ばし、いきなり1級を受験して一発合格した美容業界未経験30代の主婦が、化粧品成分検定についての疑問についてお答えします。
- 当日の試験は難しかった?
- 難易度はどのくらい?
- 合格率は?
- 何時間勉強した?
- どうやって勉強した?
これらの疑問はこの記事で解決できます。
検定を受けるか迷っている方、検定に不安がある方は、ぜひ本記事を最後まで読んでから挑んでみてくださいね。
=この記事の内容=
化粧品成分検定|美容業界未経験でなぜ取得しようと思ったのか
数年前まで私のお肌はシミだらけ、くすみまくりで、30代前半とは思えないお肌をしていました。
自分に自信もなくなり、人の目が気になり、外出できなくなるほど、とにかく自分のお肌がコンプレックスでした。
しかし、自宅でのスキンケアやインナーケアを意識して生活することで、シミ肌を卒業することに成功。
この経験から、化粧品の成分とは肌悩みを解決するにあたって、とても重要であることを実感しました。
そんな私は
もっと正しい美容知識をインプットして、私と同じような肌悩みを抱えている人にアウトプットしたい!
と、考えるようになり、美容業界未経験でいながらも、化粧品成分検定1級の取得を決意したのです。
化粧品成分検定|今まで受けた美容系試験の中で一番難しかった
私の場合、美容系の試験は過去に「日本化粧品検定1級」と「美肌検定」を受験しました。
この2つに比べると「化粧品成分検定」は一番難しかったです。
簡単にまとめると…
日本化粧品検定 | 広く、浅く |
美肌検定 | 狭く、浅く |
化粧品成分検定 | 狭く、深く |
といった感じ。
高校と大学は文系、美容業界は未経験、さらに記憶力の衰えを感じる30代後半の私にとって、化粧品成分検定は日本化粧品検定や美肌検定と比べると一番難しかったです。
化粧品成分検定は、100以上の化粧品成分を覚え、その1つ1つの成分の構造や効果を理解する必要があります。
試験当日の感想「勉強したのに難しかった」
化粧品成分検定|難易度が「とても簡単」は絶対にウソ
化粧品成分検定について調べていると、化粧品成分検定の難易度は「とても簡単」に分類されているサイトもありました。
確かに、命や人生に関わるものではなく、美容関連の民間試験ですので、何年も勉強する必要がある試験と比べると簡単なものなのかもしれません。
しかし、それでも「とても簡単」は絶対に違うと思います。
しっかり勉強した人でないと受からない試験です。
化粧品成分検定は、100人が受けて100人が受かる試験ではありません。
ビタミンC、レチノール、コラーゲン、プラセンタなど、ポピュラーな美容成分だけ知っていても、化粧品成分検定には合格できないと断言します。
美容業界で働かれている方や、過去に働いていた方は、ある程度の知識があり、簡単な問題もあるかもしれませんが、私のような美容業界未経験の人は、決して簡単だとは思えない試験だと思います。
難易度は人による
化粧品成分検定|正答率80%!間違えていいのは70問中たった14問
正直、化粧品成分検定を受ける前は「14問も間違えていいんだ」と感じました。
しかし、勉強すればするほど、わからないことが多くあり、「14問しか間違えられないんだ」というプレッシャーに変わりました。
しっかり勉強して試験に挑んだ私でしたが、それでも絶対的な自信がない問題が12問ほどあり、合否通知まではドキドキしました。
本番の化粧品成分検定では、テキストや問題集に載っていない成分名や問題が当たり前のように出てくるので、よほどの専門的な人でないと満点合格は難しいと思います。
合格率は65%ほどと言われており、やや高めに感じるかもしれません。
しかし、合格者の多くが美容業界や化粧品業界で活躍されている方ということを踏まえると、私のような未経験者にとっては難易度はある程度高いと考えていいと言えます。
テキストや問題集に載っていないことも試験には出てくるので、最低限、テキストと問題集は完璧に覚えておく必要があります。
70問中14問「しか」間違えられない
化粧品成分検定|3ヶ月前から勉強に取り組んだのに、覚えられない…!
初めて化粧品成分検定のテキストを開いた日…
カタカナの多さに衝撃を受け、私はそっとテキストを閉じました。
今でこそ、スラスラと言えますが
- ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム
- ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
- トリエトキシカプリリルシラン
- メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
- t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
なんていう、カタカナばかりで覚えにくい成分名が、テキストには次から次へと出てきます。
しかも、成分名だけを覚えてもダメなわけで、どんな成分でどんな働きをするのかなども覚えなくてはなりません。
テキストを読めば読むほど、不思議と眠くなってくる化粧品成分検定の勉強は、まさに睡魔との戦いでもありました。
自分は覚えがいい、勉強中は絶対に寝ない、絶対に集中できるという方は、1ヶ月〜1ヶ月半ほどの勉強時間で足りるかもしれません。
しかし、じっくりゆっくり覚えたい、何度も繰り返し覚えたい、また私のように記憶力に衰えを感じるという方は3ヶ月ほど前からの勉強がおすすめです。
1日2時間、3ヶ月の勉強期間で「時間が足りない」とは思いませんでした。化粧品成分とその役割を、単なる暗記ではなく、しっかり自分のものにできました。
早く勉強に取り掛かれば心に余裕もできる
化粧品成分検定|ただひたすらに成分を覚えて、テキストを読んだ3ヶ月
化粧品成分検定には過去問がありません。
試験当日の問題もすべて回収されます。
そのため、試験対策において使えるものはテキストと問題集だけということになります。
しかも、問題集は問題数が少なく薄っぺらいので、テキスト内容すべてが問題集に反映されているわけではありません。
したがって、化粧品成分検定はとにかくテキストを読む、読む、読む…!完璧と言えるくらいまでよく読むことが大切です。
小さな字で書かれていることも試験には出ますので、隅から隅まで読み、理解しておく必要があります。
私もテキストは何度も何度も読みました。
それでいて、当日の試験にはテキストに載っていない成分や効果などが当たり前のように出てくるので、なんとも言えない気持ちです…
問題集は掲載されている問題数が少ないので、私はテキストのほうを重視していました。
何度も言いますが、当日の試験は、テキストや問題集に載っていなかった成分の問題が当たり前のように出てきます。
70問中14問「しか」間違えられませんので、テキストと問題集に載っていることに関しては満点をとる勢いで勉強しましょう。
テキストと問題集はとにかく完璧に
化粧品成分検定|勉強は大変だけど、だんだんと楽しくなってくる不思議
化粧品の成分の勉強は確かに大変な部分もありましたが、私の場合は化粧品の成分を知りたい、勉強したいという気持ちがあったので、楽しく学ぶことができました。
実際に、化粧品の成分には詳しくなれましたし、化粧水や美容液の成分を見て、どのような製品なのか読み解く力もつきました。
大変でしたが、勉強して、さらには合格できて、本当によかったです。
化粧品成分検定|化粧品成分上級スペシャリスト公式認定
化粧品成分検定1級に合格し、公式に認定を申し込むと「化粧品成分上級スペシャリスト」という認定資格を取得することができます。
化粧品成分検定1級に合格しただけでは、「化粧品成分上級スペシャリスト」として認定されたわけではありませんので、私のように「化粧品成分検定1級合格」だけでは満足できない方は、検定合格後にしっかり資格認定してもらいましょう。
5,500円(税込)のお金はかかりますが、それ以上に肩書きとしてアピールできる強みがあります。
化粧品成分検定|まとめ
今回の記事では、化粧品成分検定の2級をすっ飛ばし、いきなり1級を受験して一発合格した美容業界未経験30代の主婦が、化粧品成分検定についての疑問についてお答えしました。
- 当日の試験は難しかった?
→ 難しかった
- 難易度はどのくらい?
→ 勉強していても難しいと感じたくらい
- 合格率は?
→ 約65%と言われている(正答率は80%で合格)
- 何時間勉強した?
→ 1日2時間を3ヶ月ほど
- どうやって勉強した?
→ テキストと問題集を完璧に覚えた
化粧品成分検定の試験は、テキストや問題集以外からも出題されます。
よほどの専門家、もしくはよほどの強運の持ち主でないと、満点は取れないのではないかと思います。
だからこそ、テキストや問題集に載っていない試験当日の問題に備えて、テキストと問題集に載っていることはしっかり覚えて対策しておくことが大切です。
最初は聞き慣れない成分があっても、勉強を始めると少しずつ慣れ、不思議と覚えられるようになりますよ。
ぜひ化粧品成分検定1級取得を目指して申し込んでみてくださいね。
\次の試験日程はいつ?/
私が化粧品成分検定を受験したいと思ったのは、こんなにもお肌を変化させてくれた化粧品成分の知識を資格としてカタチにし、同じ肌悩みを持つ方の手助けをしたいと考えたからです。
今回取得した資格を活かしながら、今後も肌悩みを持つ方の手助けをしていきます。
\どん底のシミ肌から抜け出せた/